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オトガイ

オトガイ|関内駅徒歩6分の日帰り手術のできる歯医者|関内パレス歯科 dental & oral surgery

オトガイ

「あご先」のことを医学用語でオトガイと呼びます。一般的的には「あご」と言うとあご先つまりオトガイを指しますが、医学的に「あご」とは下顎、上顎を含めて広い範囲を指します。本サイトでは、下顎の先端部のことを正式な医学用語で"オトガイ"と表記させていただきます。

オトガイの解剖

下あごの骨(下顎骨)は、左右に1つずつあるL字型の骨からできています。横にのびた部分を「下顎体(かがくたい)」、縦にのびた部分を「下顎枝(かがくし)」といいます。下あごの正面まんなかには、左右の骨がつながってできるあご先のふくらみ(オトガイ隆起)があります。このオトガイ隆起から少し外側(約2cmほど)には、さらに少しふくらんだ部分があり、ここをオトガイ結節(けっせつ)と呼びます。

オトガイの輪郭形成術をおすすめする方

  • 小顔になりたい方
  • 横顔を美しくしたい方(Eラインを整えたい方)
  • 逆三角形のシャープなフェイスラインにしたい方
  • 顔全体のバランスを改善したい方

オトガイ形成は、顔全体の印象を大きく変えることができる施術です。あごの形にお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。術前の顔面計測と3次元手術シミュレーションからあなたに合った最適な手術法をご提案いたします。

オトガイの輪郭形成術

オトガイ短縮術

オトガイを短くする手術には水平骨切り術とオトガイ先端部骨切除があります。5mm以上の短縮が必要な場合には水平骨切り術、3〜4mmの短縮の場合にはオトガイ先端骨切除を選択することが多いです。理由としては、先端だけを大きく(5mm以上)削ると皮膚や筋肉がたるみ、二重あごが目立ちやすくなるためです。また、先端が平坦で幅の広い大きい顎(ホームベース型)になってしまうためです。水平骨切り術では、骨を滑らかに整えつつ、たるみを最小限に抑える工夫ができます。自然な仕上がりとフェイスラインの美しさを保つには、短縮量に応じた適切な術式選びが重要です。

オトガイ後退術

オトガイを引っ込める手術です。ここでは、オトガイのみが突出していて歯の噛み合わせは正常な(オトガイだけを後退させたい)場合について記述します。オトガイが前に出ている「しゃくれあご」を改善したい場合、よく使われる方法の一つに「骨削り」があります。これは、専用の器具(ラウンドバー)で下顎骨の表面2〜3mmほどの硬い部分(皮質骨)を削る処置です。ただし、その内側にある柔らかい骨(海綿骨)は削るのが難しく、削りすぎると出血やでこぼこが目立つリスクがあります。そのため、多くのクリニックでは浅く削るだけで終えることが多く、目に見える効果が少ない場合もあります。また、骨を削っても皮膚や筋肉が余ってしまったり、削った骨が少し再生して戻ってしまったりすることがあるため、「思ったほどあごが引っ込まなかった」という方も少なくありません。

オトガイ狭小術

オトガイ幅を狭くする(細くする)手術です。医学的に定義されているわけではありませんが、慣習的にオトガイ幅を左右のオトガイ結節を結んだ距離と仮に定義をします。オトガイ幅が広いと、オトガイは平坦で四角い印象を受けます。よく聞かれるものとして「オトガイ幅を狭く、オトガイの長さを短くしたい」という要望が多いのですが、オトガイ幅を狭くすることと、オトガイの長さを短くすることは相反する手術となるため、シミュレーションソフトを使用して患者様と相談しながら術式を決定していきます。オトガイの長さを出してオトガイ幅を狭くすることは理にかなっており、比較的容易にインプラントあるいはホームベース型骨切り術で改善されます。これについては、オトガイ延長術をご参照ください。オトガイの長さを保ちつつ、あるいは短くしながらオトガイ幅を狭くする手術として、オトガイ結節部斜骨切り術とオトガイ垂直骨切り術があります。
オトガイ結節部斜骨切り術は、オトガイの下端を斜めにカットすることで、あごの幅を整え、バランスの取れた輪郭を目指します。手術は全身麻酔で行い、所要時間は1~3時間ほどです。基本的には日帰り手術が可能です。切開はすべて口腔内から行うため、お顔の表面に傷が残ることはありません。骨の形や厚み、神経の位置は人によって異なるため、術前にCTや3D模型でしっかりと確認し、安全に骨をカットできるよう綿密な準備を行います。特に、あご周辺を通る大事な神経(オトガイ神経や下歯槽神経)を傷つけないよう、ピエゾサージェリーという神経を切らずに骨だけを削る特別な器具を使用します。手術中は、あごのたるみを防ぐため、筋肉の剥離は最小限に抑えます。また、必要に応じてあごの長さを少し短くする手術も組み合わせることができますが、この場合も仕上がりの自然さや弛みのリスクに配慮しながら進めていきます。
韓国で2009年に提案されたオトガイ垂直骨切り術は、縦方向に骨をカットして中央の骨片を取り除き、左右の骨を中央に寄せて細く整える技術です。通常、8~12mmほどあごの幅を細くすることが可能で、小顔効果がしっかりと期待できます。骨切り後に両端に段差が生じるため、その段差をなめらかにするために神経の位置を考慮しながら適応を決定する必要があります。また骨切り後に両端の骨片を中央に寄せる際に、オトガイ筋群がたわんで少し突出する形となるため、結果としてオトガイは、術後にはやや前方に出ることになるため注意が必要です。手術は全身麻酔で行い、時間は約1時間半です。ご希望によってはあごのラインをエラまで細く整えるため、最大3時間ほどかかることもあります。切開はすべて口の中から行うので、顔に傷が残ることはありません。

オトガイ前進術

オトガイを前に出す手術です。顎が後ろに下がっている、いわゆる「顎の後退」がある場合には、正面から見ると本来の顎の長さよりも短く見えていることに注意が必要です。正面からのみの評価では、顎を前に出した際に、実際以上に顔が長くなったように見えてしまうケースがあります。そのため、手術前に「オトガイ高」と呼ばれる、下唇の下端から顎の先までの長さを正確に測定することが大切です。
オトガイ高が理想値よりも明らかに長い場合には、ただ前に出すだけではバランスが悪くなってしまうため、顎を前に出しつつ少し短くする必要があります。ただし、骨を短くできる範囲は最大で8〜10ミリ、前に出す距離も8ミリ程度(個人差があります)が限界となります。
手術は全身麻酔で行い、所要時間はおよそ1時間半ほどです。基本的には日帰りでのご案内が可能で、入院の必要はありません。切開はすべてお口の中から行いますので、お顔の表面に傷が残ることはありません。手術前には3Dの立体モデルを使って、もっとも自然で美しいラインになるように骨切りデザインを決定していきます。横顔の流れや顎の輪郭が不自然にならないように、下あご全体のバランスも見ながら綿密にプランニングします。必要な骨のパーツを丁寧に切り出し、切り出した骨は少し下に引き出して理想の位置に固定します。切り出した骨を下に伸ばした際にできた段差をなめらかになるよう切除し、切除した骨片は骨を延ばしたことによってできるすき間に充填します。オトガイ手術の中では比較的負担が少ない方法のため、術後の腫れも軽く済むことが多く、回復も早いのが特徴です。