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親知らずを抜いたあと、
「顔がパンパンに腫れてしまった…」、「血が止まらなかった…」、「痛みがひどかった…」
そんな体験談を耳にして、不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
実は、抜歯後のトラブルは正しいケアや生活習慣で、かなり軽減することができます。
この記事では、今まで累計10000本以上の親知らず抜歯を経験した関内パレス歯科の医師が監修の元、
患者様にやっていただきたい抜歯後にトラブルが起きにくくするための7つの具体的な対策をわかりやすくご紹介します!
対策1:抜歯当日はしっかり冷やす(※冷やしすぎに注意)
抜歯後は冷やさないでと言われた経験はありませんか?それは半分正解で、半分不正解だと思っています。腫れる機序の一つとして、抜歯部位の組織の炎症反応があります。炎症反応が大きいほど腫れが大きくなります。炎症反応は熱を持っているため、熱を逃がしてあげれば炎症は小さくなります。なので、抜歯当日は、炎症を抑えるために患部を30~60分程度冷やすことが推奨されます。
ただし、長時間の冷却や直接氷を当てるのはNG。凍傷や血行不良の原因になります。
→冷却ジェルや保冷剤をガーゼに包んで優しく当てましょう。
対策2:抜歯当日はなるべく安静に、食事も控えめに
抜歯直後は、出血や炎症が起きやすいため、激しい運動・長風呂・飲酒など血行が良くなる行為は腫れを悪化させるリスクがあります。抜歯後に飲み会に参加した方が、出血が止まらなくて救急搬送されたという報告もあるので気を付けてください!
また、硬い食べ物・熱いスープ類は避け、冷たくてやわらかい食事(プリン・ヨーグルト・麺類など)を心がけましょう。
対策3:血餅(けっぺい)を守る=うがいのしすぎNG!
抜歯後、穴を自然にふさぐ役割を担うのが血の塊**「血餅」**です。血餅が抜歯後に骨や歯肉に置き換わることで抜歯窩が治癒します。
この血餅が取れてしまうと、抜歯窩の治りが悪く、ドライソケットというものすごく強い痛みを伴う状態になることも。
→強いうがいや吸う行為(ストロー・喫煙)は避けてください。
対策4:処方された薬は正しく服用する
腫れや感染予防のために、抗生剤や痛み止めが処方されることがあります。
自己判断での服用中止や飲み忘れは、炎症の悪化や治癒遅延の原因に。
→医師の指示通り、決められた時間にしっかり服用しましょう。
対策5:就寝時は頭を高くし、適度に圧迫して寝る
頭の位置が心臓より下にあると、顔がむくみやすく腫れが目立ちやすくなります。また、顔周りを適度に圧迫すると、腫れが抑えられます。
→寝るときは枕を1枚追加して高さを調整したり、バンテージやタオルを巻くのがおすすめです。
対策6:喫煙・飲酒は数日間控える
タバコは血流を悪化させて傷の治りを遅らせるだけでなく、感染のリスクも上がります。
アルコールも同様に炎症を悪化させる作用があるため、最低でも2〜3日間は控えるのが理想です。
対策7:違和感がある場合はすぐ歯科医師に相談
出血が3日以上続く、痛みが強まる、膿が出る感じがするなどの症状がある場合は、
通常の経過ではない可能性も。
→自己判断せず、歯科医院に連絡して早めに診察を受けてください。当院では、他院での抜歯後の相談もできるので何かあればご連絡ください!
まとめ:正しいケアで抜歯後も快適に!
術後の過ごし方で治癒状態は大きく変わります。
✔ 適度な冷却
✔ 安静な生活
✔ 血餅を守る
✔ 薬の服用と生活習慣に注意
これらのポイントを押さえれば、術後の腫れや痛みは最小限に抑えられます。
関内パレス歯科では、即日抜歯にも対応し、術後のケアもしっかりご案内しております。
不安がある方は、お気軽にカウンセリングをご利用ください。
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関内パレス歯科dental&oral surgery
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